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学校生活で上履き選びが大切な3つの理由とおすすめのタイプ

執筆者の写真: sunnyhugsunnyhug




「上履きは安いものでいい」「上履きなんてどれも同じ」と考えてはいないでしょうか。上履きは履いている時間が長いだけでなく、子どもの成長や安全に大きく影響します。

今回は、上履き選びが大切な理由と子どもの成長や安全な学校生活に適しているおすすめのタイプをお話しします。



・学校生活で上履き選びが大切な3つの理由


上履きを購入するとき、値段や色も気になるポイントです。しかし、上履きには子どもが快適かつ安全に学校生活をおくるための役割があります。

まずは、上履き選びが大切な3つの理由をお話しします。


理由1:成長期の足に影響を与えるから


上履きを履く幼稚園や小学校そして中学校の子どもたちは成長期です。足のサイズもグングン大きくなります。また、足の形は人それぞれです。細長い形や指が横に広がっている形、甲高な形もあります。足の形に合っていない上履きを履き続けることは、やわらかな粘土を小さな型にはめ込むようなものです。成長期の足は上履きという型に押さえられ、のびのびと成長することができません。

子どもは大人のように「この上履きは合っていない」と感じにくく、多少の違和感があっても足や歩き方を上履きに合わせてしまうのです。子どもの足と歩き方を正しく成長させるためにも上履き選びは大切であり、大人の目でしっかりと選ぶ必要があります。


理由2:学校の床状態はさまざまだから


学校の床状態はさまざまです。雨の日は床が濡れます。大掃除の日はワックスがけをしてツルツルと滑ります。学校の床は条件によって道路以上に滑りやすくなることがあるのです。床状態が悪くなっても転びにくい上履きを選ぶことは安全に学校生活を送るための大切なポイントです。


理由3:災害時は靴にもなるから


上履きは、スリッパと同じように「泥を校内に持ち込まないための履物」と思われがちです。しかし学校生活ではもうひとつ大切な役割があります。それは災害時の靴の役割です。学校の授業中に災害が起きた場合、子どもたちは下履きに履き替えずに上履きのまま校庭へ避難します。大きな地震では窓ガラスの破片が落ちているかもしれません。靴底には厚みと強度のある上履きが必要です。また、足に密着していない上履きは非難するときに脱げてしまうかもしれません。

上履きは、障害物が多い中でもしっかりと足を守ることができる「靴」である必要もあるのです。



・おすすめの上履きタイプはコレ





上履き選びには押さえておきたい4つのポイントがあります。1つ目は「つま先の形」、2つ目は「アウトソール(靴の底面)」です。3つ目が「履き口」、4つ目は「素材」です。

ここからは、それぞれのポイントについておすすめのタイプを紹介します。


<足の指が動かせる「ゆとりあるつま先タイプ」>





成長期の子どもの足はとてもやわらかく、いい意味でも悪い意味でも順応性があります。実際の足よりも細いつま先の上履きを履いていると、足の小指や親指に圧力がかかります。とくに小指は小さいため圧力を受けやすく、本来とは違った方向を向いてしまうことがあります(内反小趾)。足の小指が正しい位置にないことで歩き方に悪い影響が出る可能性があります。

子どもの上履きを選ぶとき、つま先の形は「ゆとりあるつま先タイプ」を選びましょう。つま先に圧力がかからず、指を動かせるゆとりがあることが大切です。


<すべりにくい「ゴム底タイプ」>




上履きのアウトソールは素材とソールパターン(底の模様)で選びましょう。おすすめはゴム底です。学校の床状態はさまざまです。ゴム底ならばグリップ力があり滑りにくいです。ソールパターンは、360度どの方向からでも床をグリップできるものを選びましょう。

また、靴底の厚みも大切です。靴底が薄い上履きはクッション性が低く、子どもの激しい動きによる踵への衝撃を吸収できない可能性があります。


<しっかり固定できる「マジックテープタイプ」>





上履きにはスリッポンタイプとバレエシューズタイプ、そしてマジックテープ(面ファスナー)タイプの3種類があります。スリッポンタイプは足の甲を広く覆い、履きやすいメリットがありますが、サイズ選びが難しいデメリットがあります。バレエシューズタイプは、安価で履き口が大きいメリットがありますが足に密着する力が弱めです。おすすめはマジックテープタイプです。マジックテープならば小さな子どもでも扱いやすく、足の甲に密着させることで激しい動きでも脱げる心配がありません。マジックテープタイプは、上履きの中では値段が高い傾向があります。比較的安く購入できる通販での購入がおすすめです。


<蒸れない「通気性素材タイプ」>





上履きの中には汚れ防止を重視したビニール製があります。しかし子どもは汗っかきです。ビニール製は蒸れてしまうことがあります。綿製もありますが、汚れがしみこみやすくすぐに真っ黒になります。おすすめは通気性のよいメッシュタイプの素材です。メッシュ素材は、通気性がよいだけでなく汚れも落ちやすいです。子どもの上履きで一番汚れる部分は中敷き(インソール)です。中敷きを取り出して洗えるとより清潔に使い続けることができるでしょう。



・おわりに


子どもの下着や服は親の目につきやすく異変に気がつきやすいです。しかし、靴や上履きにはなかなか目が届きません。上履きは、子どもの足の成長に直接影響を与えます。大切な子どもの足を守るためにも今一度上履きを見直してみてはいかがでしょうか。

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